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WINDVANE

日々思ったこと、感じたことをつれづれなるままに。
りんご畑でヌード撮影 その4
126枚の写真に、音楽をつけ、映写機で投影して、スライドショーをした。
ぎゅっと同じ世界観のものだけに写真も絞った。
音楽はSちゃんが選んでくれた、
ビョークと椎名林檎とグレゴリオ聖歌。
音と映像とすごくあっていた。

そして、
とても好評だった。

****

今回は、私の中では、
ぜんぶ今までしてないことばっかり。

ヌード、
しかもまだ知り合ったばっかりの人を撮るとか、
デジタルとか、
ミニスライドショーして撮ってすぐ見せる、とか。


撮っていく中で、Sちゃんとの距離がぐっと近づいていったのを感じた。

最後の最後で、
Sちゃんの姿や顔が、神々しく見えてきて、
「観音様みたいだ。」って思いながらと撮ったのだれど、
ほんとうに美しい姿だった。

たぶん本当にそういうのが撮れたとおもう。

撮影が二日になったのは、ここに行き着くためだったのか、って思えた。


何がうまれるかわからないっていうのが、
人とのセッションのおもしろさだったな、ってひさしぶりの感覚を思い出した。

「アメニアル」のときにも思ったのだけれど、
あそこのリンゴ畑にいると真昼の見える銀河系みたいに思えてきて、
不思議な感覚になる。
リンゴに自分も同化してしまうような。
俯瞰してみる感覚になるような。

そして、
今回Sちゃんをそこにいれることによって、
生々しい生の象徴の赤いリンゴの中で、
死を想い、胎児の中に生を想い、そして、観音様に行きついた。


私は太が亡くなってから、
ずっと考え続けてて、
本当にまだ自分の腑にはおちてまではいないけれど、

「魂は永遠なんだ。」って信じてる。
そして、それを確信したいと思ってる。

私がこれから撮っていく旅は、そういうことになっていくような気がした。

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2012/10/28(日) 23:47:16 | 写真 | Trackback(-) | Comment(-)
りんご畑でヌード撮影 その3
ちょっとピントが甘いのが気になったことを
Sちゃんに伝えると
翌々日、再撮をしてくれることになった。

天気も曇天。
ただ一昨日より気温がぐっと低くなっていたので、
短時間で撮ることにした。

落ちていたりんごをまた集めて、配置していって、
またその中に寝てもらう。
寝ポーズでも、一昨日と、また雰囲気がすこし変わっていた。

Sちゃんからの提案で、寝ポーズ以外に胎児のポーズも撮った。

そして、最後の最後。
Sちゃんの表情が、すごく神々しく見えてきた。
「観音様みたいだ。」、と思いながら、撮っていった。

*****

撮影が終わり、
うちに戻り、
2人で、パソコンの画面で撮ったものをみていった。

すごくよく撮れていた。(たぶん)

ちょうど数日後に、
Sちゃんが絵のモデルをするクロッキー会があるので、
そこで、急遽スライドショーをすることに決めた。

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2012/10/26(金) 23:25:16 | 写真 | Trackback(-) | Comment(-)
りんご畑でヌード撮影 その2
実は、「りんご畑でヌード」、というのは、
口からでてみたものの、
どんな感じになるのか、
さっぱりイメージがわいてきていなかった。
はたして、本当にりんご畑にヌードは合うのか?

しかもSちゃんとは、知り合って間もない。

ほとんど、行き当たりばったり!

とはいえ、
前回の個展「アメニアル」のイメージにつながるものにしたいとだけは思っていて、
DMの写真を見せて、「アメニアル」のときに書いた文章だけは読んでもらい
曇天の空で、撮りたいということだけは伝えていた。


そして、
「きっとうまくいくだろうな」
っていう気もちも、なぜかちゃんと生まれていた。

行きの車の中で、いろんな話しができたのもすごく大きかった。

それから、
虹がでて、
「大丈夫だよ、うまくいくよ!」、っていう太のサインにも受け取れた(笑)


たわたに実る真っ赤なりんごたちは、本当に美しい。
現実の世界じゃないような、
真昼に見える銀河系、のような、
そんな不思議な世界にいるような気分になってくる。

Sちゃんも、とってもこの世界を気に入ってくれたようだった。

天気がいいうちに、
いろいろ動いてもらって、いろんなポーズを撮っていった。

雲がでてきて、
「アメニアル」の雰囲気に近づいてきたので、
撮ろうと決めていた場所に、
落ちているりんごをたくさん集めて、
その中に寝てもらった。
私は一番高い脚立にのって、上から俯瞰でみてみると、
まさに撮りたいイメージができあがっていた。

Sちゃんもさっきまで動いていたときと
まったく表情が変わっていて、
うまく言葉にできないけれど、
つくりたい世界観が一致して、
2人の呼吸がぴたりとあったように思えた。

夢中で撮っていった。


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2012/10/25(木) 23:47:50 | 写真 | Trackback(-) | Comment(-)
りんご畑でヌード撮影 その1
新境地?!

りんご畑でヌードを撮影。

**

知り合ったばかり(とはいえ、去年1度会っていたけれど)の
陶芸家であり絵画モデルをしているSちゃんと
「リンゴ畑でヌード」、という話がもちあがった。

ちょうどその時が、まさにりんごの最盛期だったので、
「撮るなら今週かな」、というと、
Sちゃんは、ふたつ返事で、
「じゃあ、明日行こう!」、と。
この「明日」、といえるSちゃんの心意気がすごい!
というのは、Sちゃんの初個展(とっても素敵な!)が終わった翌日だったからだ。

私なんて、
個展が終わると、緊張の糸がほどけて、
体調をこわしてしまうのがだいたい毎度のことなので、
Sちゃんのように、
終わったらもう次のことへいこうとする姿勢は、
なんてすごいんだろう!とひきつけられた。

その心意気に胸を打たれて、
ならば、「私も!」、と、その足でヨドバシに走り、
9月に発売されたばかりのニコンのクールピクスP7700を
手にいれたのだった。

ニコンの携帯サイトで、
この新製品の見本を借りて、
作品撮りをし、レビユーを書いていて、
とても使いやすかったことを知っていたので(そして、ほめまくったということもあり)、
自分も使ってみようかとひそかに思っていた。

ちなみに
バリアングルモニターというのがついているので、
これで、構図の幅をひろげられたら、とも思ったのも
これを使ってみたかった動機のひとつ。


そんなこんなで、
翌日、天気にも恵まれ、
りんごの町、そして、わが古巣ニッカの町の
余市に向かった。


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2012/10/23(火) 17:01:15 | 写真 | Trackback(-) | Comment(-)
「Sa Okayama 岡山から-2012」 セルビアと日本のアーティスト展 その1
「Sa Okayama 岡山から-2012」 セルビアと日本のアーティスト展に
参加してきた。


今回の展示が、「岡山」、というのは、
私にとっては、実はとても感慨深いものがあった。

「岡山」は、太の悪性リンパ腫が再発した場所だったからだ。

太は、2009年の11月に、ガンが寛解(かんかい)、といって、
ガンが消えた状態になり、治ったものと思い、
2010年の5月に、岡山在住の漆器作家さんのもとに
木工を習いに行って、その滞在先で体調を崩してしまった。
体調を崩した太を東京から迎えにいって、
私の慣れない運転で、東京に連れて帰り、それから札幌に飛び、再入院させた。

岡山というと、その頃の記憶が生々しくうかんでくる。
      そのときの太通信

「太通信 第2部 2010.5.12」

太通信をまた再開することになってしまいました(汗)

悪性リンパ腫が再発したため、昨日11日から
抗がん剤治療を昨年じゅうお世話になった
札幌北楡病院で再開することになりました。

昨年11月に寛解(かんかい)となって、元気
に過ごしていましたが、元気そうに見えたと
はいえ、まだまだ体力は戻っていなかったと
ころに、身体的・精神的な負担がかかり、免
疫力をおとすことになってしまったのが原因
だったと思っています。

このGW中、ニセコから車で、岡山在住の漆器
作家さんのもとに木工を習いに行っていたの
ですが、そこで体調を崩してしまいました。

そのため、私が岡山へ迎えに行き、太の車を
運転して、私の実家のある川口まで車で帰っ
てきました。そして、近くの病院に連れて行
ったのですが、たぶん再発だろうという診断
がでたため、札幌に飛行機で飛び、再入院と
なったのが経緯です。

みなさまには、昨年1年ご心配ばかりかけて
しまったところに、また心配をおかけしてし
まうことに大変心苦しく思っております。

しかし、二人とも越せない山はないと信じています。
そして、この病気の再発によって得た気づきも
とても大きいものがあります。

それはまたの機会に書いていくつもりです。
長丁場になるかとは思いますが、引き続き、
あたたかく見守っていただけたらと思います。

どうぞよろしおねがいいたします。」



******

太が亡くなってからというもの、
言葉にしがたい気持ちのまま、
時間だけがただただ過ぎていっている。

あるときは、
「肉体のあるうちにしっかり生きなきゃ。」、という気持ちになるけれど、
でも、またすぐに虚無感におそわれる。

そんなことをずっと繰り返してきて、
すっかりいろんなことから離れた生活になってしまっているところに
この展示の話をいただいた。

場所も岡山と聞いて、
これは、うけてみよう、と思った。

太が、上から、
「ひろみ、そろそろ動けよ。」
って言ってるような気がして。


展示のテーマは、特になかったので、
今回は、
太への想いをカタチにしよう、と思った。



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2012/09/18(火) 16:56:14 | 写真 | Trackback(-) | Comment(-)
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