「海にかえる。
そのとき、空には2つの虹が
かかっていた」
というタイトルで、
中央公論新社の小さな文芸誌「アンデル」の4月号に
作品が掲載されました。
「そろそろヒロミンの新しい写真がみたいよ」と、
声をかけてもらえたからです。
太が旅立ったところからじゃないと、
新しい作品の発表はできないな、と思い、
海での弔いの写真から始めました。
生と死はほんとうにつながっている。
太が海に還ったときに
ふたつの虹が空にかかっていたことは
もしかしたら
太がそれを象徴的に教えてくれたのかもしれません。
声をかけて
素敵な並びとデザインを考えてくれた
友人に感謝を込めて。
次回は8月号。








そのとき、空には2つの虹が
かかっていた」
というタイトルで、
中央公論新社の小さな文芸誌「アンデル」の4月号に
作品が掲載されました。
「そろそろヒロミンの新しい写真がみたいよ」と、
声をかけてもらえたからです。
太が旅立ったところからじゃないと、
新しい作品の発表はできないな、と思い、
海での弔いの写真から始めました。
生と死はほんとうにつながっている。
太が海に還ったときに
ふたつの虹が空にかかっていたことは
もしかしたら
太がそれを象徴的に教えてくれたのかもしれません。
声をかけて
素敵な並びとデザインを考えてくれた
友人に感謝を込めて。
次回は8月号。








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2018/04/15(日) 17:18:10 | 写真 |
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皆さま、こんにちは。
札幌はまだまだ雪、雪、雪ですが、
春の陽気が待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしですか。
ちょっとお知らせです。
オーガニックコットンの専門店の天衣無縫(てんいむほう)で、
私の写真を使っていただいたハンカチができました!
桜の花(八重桜とソメイヨシノ)がプリントされ、
とっても気持ちのいい大判のタオルハンカチです。
この商品は、桜の季節限定品で、東北コットンプロジェクトに参加したものです。
どうぞよろしくお願いいたします。
天衣無縫のwebサイト トップページの写真を毎月担当させていただいています。
http://www.tenimuhou.jp/index.html




札幌はまだまだ雪、雪、雪ですが、
春の陽気が待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしですか。
ちょっとお知らせです。
オーガニックコットンの専門店の天衣無縫(てんいむほう)で、
私の写真を使っていただいたハンカチができました!
桜の花(八重桜とソメイヨシノ)がプリントされ、
とっても気持ちのいい大判のタオルハンカチです。
この商品は、桜の季節限定品で、東北コットンプロジェクトに参加したものです。
どうぞよろしくお願いいたします。
天衣無縫のwebサイト トップページの写真を毎月担当させていただいています。
http://www.tenimuhou.jp/index.html




2018/02/15(木) 17:19:37 | 写真 |
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今月号のdancyu の表紙を撮影しています。
ニセコのバー『ギュータス』です。
12月のあの大雪の日に札幌からニセコへ。
泣きべそをかきながらハンドルを握りました。
雪が積もるのをギリギリまで待っての撮影でした。
dancyu編集部の念の強さおそるべし!(笑)
ずいぶん昔に太と行ったことのある
ギュータスは、とっても素敵なバーに変身していました。



ニセコのバー『ギュータス』です。
12月のあの大雪の日に札幌からニセコへ。
泣きべそをかきながらハンドルを握りました。
雪が積もるのをギリギリまで待っての撮影でした。
dancyu編集部の念の強さおそるべし!(笑)
ずいぶん昔に太と行ったことのある
ギュータスは、とっても素敵なバーに変身していました。



2017/01/10(火) 20:49:57 | 写真 |
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少しずつ春の気配も感ずる今日この頃ですが、
皆様お変わりなくお過ごしのことと思います。
さて、今年も吉本隆明さんの命日(3月16日)が巡ってきますが、
北海道でも昨年に引き続き、「第2回北海道横超忌」を開催致します。
第一日目は北海道を代表する詩人の高橋秀明氏が、
吉本さんの「芸術言語論」の講演を、
二日目には、吉本さんの最後の自筆での、
雑誌「dancyu」の連載エッセイにイメージ写真を併載していた、
写真家の中島博美のトークセッション「私と吉本隆明さんとその家族」
(吉本さんの原稿をいただきに、連載期間中4年間ほど、担当編集者と吉本邸を訪問)を
メインの催事として開催の予定です。
今回の主催は、昨年の横超忌のあとに、
吉本さんの勉強会を開催してきた北海道横超会で、
この参加者の有志で、横超忌のあれこれの準備をしております。
それでは皆様のご参加をお待ち申し上げております。
◎日時:2015年3月28日(土)
開始 午後1時 吉本隆明の講演DVD鑑賞①
午後2時 講演「吉本隆明 芸術言語論について」 講師 詩人・高橋秀明
午後4時 吉本隆明の講演DVD鑑賞②
午後5時 終了
2015年3月29日(日)
開始 午後1時 吉本隆明の講演DVD鑑賞③
午後2時 写真家・中島博美トークセッション「私と吉本隆明さんとその家族」 午後4時 吉本隆明の講演DVD鑑賞④
午後5時 終了
※DVD鑑賞は①~④別の内容の講演を鑑賞予定、
また会場には吉本隆明に関する資料、 著作、写真等の展示あり。
◎場所 : 鴨々堂 古民家Gallery
札幌市中央区南7条西2丁目2-1 ℡fax011-596-7929
地下鉄最寄り駅 南北線 中島公園駅から徒歩2分
東豊線 豊水すすきの駅から徒歩3分
アクセスマップ http://kamokamo-do.com/?page_id=289
◎参加費:1,000円(1日)
●申込み先 :有田 隆司 携帯:09028738724
メール:taka.52@jcom.home.ne.jp
(申し込みに際しては、氏名、連絡先、参加予定日時をお知らせください。)
◎主催 北海道横超会

皆様お変わりなくお過ごしのことと思います。
さて、今年も吉本隆明さんの命日(3月16日)が巡ってきますが、
北海道でも昨年に引き続き、「第2回北海道横超忌」を開催致します。
第一日目は北海道を代表する詩人の高橋秀明氏が、
吉本さんの「芸術言語論」の講演を、
二日目には、吉本さんの最後の自筆での、
雑誌「dancyu」の連載エッセイにイメージ写真を併載していた、
写真家の中島博美のトークセッション「私と吉本隆明さんとその家族」
(吉本さんの原稿をいただきに、連載期間中4年間ほど、担当編集者と吉本邸を訪問)を
メインの催事として開催の予定です。
今回の主催は、昨年の横超忌のあとに、
吉本さんの勉強会を開催してきた北海道横超会で、
この参加者の有志で、横超忌のあれこれの準備をしております。
それでは皆様のご参加をお待ち申し上げております。
◎日時:2015年3月28日(土)
開始 午後1時 吉本隆明の講演DVD鑑賞①
午後2時 講演「吉本隆明 芸術言語論について」 講師 詩人・高橋秀明
午後4時 吉本隆明の講演DVD鑑賞②
午後5時 終了
2015年3月29日(日)
開始 午後1時 吉本隆明の講演DVD鑑賞③
午後2時 写真家・中島博美トークセッション「私と吉本隆明さんとその家族」 午後4時 吉本隆明の講演DVD鑑賞④
午後5時 終了
※DVD鑑賞は①~④別の内容の講演を鑑賞予定、
また会場には吉本隆明に関する資料、 著作、写真等の展示あり。
◎場所 : 鴨々堂 古民家Gallery
札幌市中央区南7条西2丁目2-1 ℡fax011-596-7929
地下鉄最寄り駅 南北線 中島公園駅から徒歩2分
東豊線 豊水すすきの駅から徒歩3分
アクセスマップ http://kamokamo-do.com/?page_id=289
◎参加費:1,000円(1日)
●申込み先 :有田 隆司 携帯:09028738724
メール:taka.52@jcom.home.ne.jp
(申し込みに際しては、氏名、連絡先、参加予定日時をお知らせください。)
◎主催 北海道横超会

2015/03/03(火) 20:48:59 | 写真 |
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食の雑誌「dancyu」で、吉本隆明さんの連載の巻頭エッセイ「おいしく愉しく食べてこそ」に、
2007年1月から4年間に渡って、私は、毎月イメージ写真をつけさせてもらっていました。
吉本さんは、昨年2012年3月16日、87歳で旅立たれたのですが、
40回分の連載をまとめたものがこの度プレジデント社から出版されました。
このエッセイは、吉本さんの自筆で書かれた最後のものとなります。
そして、吉本さんの長女の漫画家のハルノ宵子さん(よしもとばななさんのお姉さま)が、
今回このエッセイ1章1章に追想を書かれています。
これがまたとてもすばらしいのですが、私には、ご両親へのラブレターのように感じました。
吉本さんの毎回胸がキュンとするエッセイに、宵子さん節のきいた追想。
食の話は家族の話に、結局は行き着くので、これを読むと、吉本家の皆さんは、
実にユニークで、膨大なエネルギーをもつメンバーで構成されていたんだな、って改めて思いました。
そして、吉本さんの最後のお仕事に関わらせていただいたことは、私にとっても、とても貴重な体験でした。
***
2006年の秋に新宿のgalleryユイットで、「雪を待つ」という、
セルビアで撮った作品で個展をしていたときに、
dancyuの編集者のEさんが見にきてくださり、
その場で、「吉本さんのエッセイにイメージ写真をつけませんか?」、
と声をかけていただいたことがこの連載に関わるきっかけでした。
それから、4年間、Eさんとご自宅に原稿をいただきに伺がっていたのですが、
吉本さんのお顔を拝見するのが、月に1度の私の密かな楽しみでした。
日本を代表する思想家であり、「知の巨人」、と言われた吉本翁ですが、
実際お会いすると、とても気さくで、照れ屋な方のようにかんじました。
実は、原稿をお書きになるのが大変遅く、毎回入稿がギリギリになることが常だったのですが、
それでも原稿を落とされることはほとんどありませんでした。
毎月、書きあがりほやほやの手書きの生原稿を直に受け取り、
それを1番最初に読むことができ、そして、毎回胸がキュンとする素敵なエッセイに、
Eさんとイメージ写真をあわせていく作業は、本当に楽しかったです。
そして、ほんの時々でしたが、お座敷にあげていただき、お茶を飲みながら、
猫ちゃんと遊び、世間話をさせていただいたこともとてもいい思い出になっています。
そのときに、お話しさせていただいた中で覚えているエピソードを1つ書きます。
私が、「なんで今の世の中って」、みたいな世の中に対しての質問というか愚痴みたいのを言ったときに、
吉本さんは、
「僕は宵っ張りで、夜中よくテレビを見ているんですが、たまにいい番組をやっていたりしてね、
世にでてこないような普通の人がでてきて頑張っていたり、よいことをしてる人たちがけっこういることを見ていてね、世の中捨てたもんじゃないんだ、って思っているんですよ」、と言われたんです。
私はそのときに、吉本さんという人は、そうやってこの世の中を見て信じていたのかって、思ったことを
とても印象深く覚えています。
「世の中捨てたもんじゃない」、
これは、私にとってはすごく大事なことを教えていただいたなって思っています。
吉本さんの最後のお仕事に関わらせていただいたことは、
私にとって、宝物のような大事な思い出になりました。
そして、余談ですが、亡くなられた3月16日というのは、
実は、太の誕生日(3月17日)の1日前なので、ずっと忘れられない命日になったのでした。

2007年1月から4年間に渡って、私は、毎月イメージ写真をつけさせてもらっていました。
吉本さんは、昨年2012年3月16日、87歳で旅立たれたのですが、
40回分の連載をまとめたものがこの度プレジデント社から出版されました。
このエッセイは、吉本さんの自筆で書かれた最後のものとなります。
そして、吉本さんの長女の漫画家のハルノ宵子さん(よしもとばななさんのお姉さま)が、
今回このエッセイ1章1章に追想を書かれています。
これがまたとてもすばらしいのですが、私には、ご両親へのラブレターのように感じました。
吉本さんの毎回胸がキュンとするエッセイに、宵子さん節のきいた追想。
食の話は家族の話に、結局は行き着くので、これを読むと、吉本家の皆さんは、
実にユニークで、膨大なエネルギーをもつメンバーで構成されていたんだな、って改めて思いました。
そして、吉本さんの最後のお仕事に関わらせていただいたことは、私にとっても、とても貴重な体験でした。
***
2006年の秋に新宿のgalleryユイットで、「雪を待つ」という、
セルビアで撮った作品で個展をしていたときに、
dancyuの編集者のEさんが見にきてくださり、
その場で、「吉本さんのエッセイにイメージ写真をつけませんか?」、
と声をかけていただいたことがこの連載に関わるきっかけでした。
それから、4年間、Eさんとご自宅に原稿をいただきに伺がっていたのですが、
吉本さんのお顔を拝見するのが、月に1度の私の密かな楽しみでした。
日本を代表する思想家であり、「知の巨人」、と言われた吉本翁ですが、
実際お会いすると、とても気さくで、照れ屋な方のようにかんじました。
実は、原稿をお書きになるのが大変遅く、毎回入稿がギリギリになることが常だったのですが、
それでも原稿を落とされることはほとんどありませんでした。
毎月、書きあがりほやほやの手書きの生原稿を直に受け取り、
それを1番最初に読むことができ、そして、毎回胸がキュンとする素敵なエッセイに、
Eさんとイメージ写真をあわせていく作業は、本当に楽しかったです。
そして、ほんの時々でしたが、お座敷にあげていただき、お茶を飲みながら、
猫ちゃんと遊び、世間話をさせていただいたこともとてもいい思い出になっています。
そのときに、お話しさせていただいた中で覚えているエピソードを1つ書きます。
私が、「なんで今の世の中って」、みたいな世の中に対しての質問というか愚痴みたいのを言ったときに、
吉本さんは、
「僕は宵っ張りで、夜中よくテレビを見ているんですが、たまにいい番組をやっていたりしてね、
世にでてこないような普通の人がでてきて頑張っていたり、よいことをしてる人たちがけっこういることを見ていてね、世の中捨てたもんじゃないんだ、って思っているんですよ」、と言われたんです。
私はそのときに、吉本さんという人は、そうやってこの世の中を見て信じていたのかって、思ったことを
とても印象深く覚えています。
「世の中捨てたもんじゃない」、
これは、私にとってはすごく大事なことを教えていただいたなって思っています。
吉本さんの最後のお仕事に関わらせていただいたことは、
私にとって、宝物のような大事な思い出になりました。
そして、余談ですが、亡くなられた3月16日というのは、
実は、太の誕生日(3月17日)の1日前なので、ずっと忘れられない命日になったのでした。
