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WINDVANE

日々思ったこと、感じたことをつれづれなるままに。
角田光代さんの「ひそやかな花園」
ちょっと前に毎日新聞に写真の納品に行ったら、
角田さんの「ひそやかな花園」のポスターが貼ってあった。
気になって、本の時間の担当のNさんに、
「おもしろいですか?」って
聞いたら、「差し上げますね。」、といただいてしまった。
恐縮。。

帰りの電車の中からさっそく読み始めたところ、
どんどんひきこまれる。

角田さんの本は、
「家族とは何?」と考えさせられるがテーマ
が多い気がするのだけれど、これもまたそのことについて
いろいろ考えさせられた。

「ひそやかな花園」は、
「非配偶者間人工授精」で生まれた子供たちの話。
生まれた秘密を知ったことで、それぞれの苦悩があり、話はすすんでいく。

登場人物の背景も衝撃的だし、ストーリー、
時代感も感じさせ、そして最期の方のメッセージ性の強さ。
つくづく小説の作り方がうまいなあ、と思った。

それはさておき、
心に残った文章の羅列。。

「きみがいなければ、きみの見る世界はなかった。」

「何かをはじめるって、今まで存在しなかった世界をひとつ
つくっちゃうくらい、すごいことだなって思う。
だってさ、もし私たちの両親が、子供を作ろうって決めなければ、
私たち、ここにいないんだよ。」」

「すべて、だれかが何かを思ったり、決めたりして、
そこから現実が変わっていく。」

「何かを始めることでできるのは、
結果じゃなくて世界なの。
いいことだけでできた世界も、
悪いことだけでできた世界もないと思わない?」

「無敵な気分」

そして、
この登場人物の中で一番の変化をとげた紗有美の
最期のセリフがとても印象的だ。

それは是非読んでほしい!


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2010/08/23(月) 16:33:59 | | Trackback(-) | Comment(-)
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