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WINDVANE

日々思ったこと、感じたことをつれづれなるままに。
もしもし下北沢
太を入院させて、私は東京に戻ってきた。
毎日新聞に行ったときに、
先月から約束していた
よしもとばなさんの「もしもし下北沢」をいただいた。

編集の方にすごくいいよ、
と聞いていたので、帰りの電車の中からさっそく読み始めたのだけれど、
はじまりから
フジコ・ヘミングさんの言葉がでてきて
ぐっと惹きつけられた。

あらすじは、
父親が心中で亡くなり、
残された主人公とその母親が
下北沢という町で、
町や人の営みに溶け込んで、
時間をつむいでいくなかで
再生していくという話。

ばななさんのハゴロモは、田舎に行って再生した話だったけれど、
今度は下北沢で。
土地のもつ力を感じたな。
とてもいい小説です。

フジコさんの言葉だけ載せておきます。

●なにも考えないで広がるにまかせた雑然とした街のつくりが、
ときにとっても美しく見えるのは、鳥が花を食べたり、猫が見事な動きで飛び降りるのと同じ、
人の乱雑な汚さのようで、実は人の無意識のきれいな部分ような気がする。
何か新しいことを始めると、最初はにごっている。
だが、やがてそれは清流になり、自然な運動の中で静かに営まれていく。

もしもし
2010/10/15(金) 14:26:19 | | Trackback(-) | Comment(-)
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