WINDVANE

日々思ったこと、感じたことをつれづれなるままに。
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吉本隆明さん
dancyuの吉本隆明さんの約4年にわたっての連載エッセイが2月号で終了した。

とっても大きい拡大鏡を使って、
原稿を手書きで書かれていた。
しかし、だんだんと、目がおつらくなっていかれた。
それもそのはず。
連載開始の時が、83歳で、今年87歳になられるのだから!

食に関するエッセイなのだけれど、
吉本翁もお年をめされ、
「食べる」という行為も、
最終回に書かれていたのだけれど
この4年間の中で変化されていったそうだ。

味というのは、
何を、どんなときに、誰と食べたか、
という記憶と一緒に記憶される。

子供時代から戦時中から今に至るまでの
食にまつわる思い出から
思想まで、書かれていた。

私は特に、子供時代を思い出されるエッセイが好きだった。

話はとぶが、
今、抗がん剤治療をしている間、まったく食べられなくなってしまい、
栄養の点滴だけで過ごすことになっている夫の太が、
一時退院になると、
口から食べれるようになる。
そうすると、少しずつ元気を取り戻してくる。
「食べる」ということが、「生きること」に
直結している、ということを間近で見せられる。
「食べる」ということが、
「生きる」ということなんだ、と。

「食べる」ということの捉え方が、
吉本さん同様に私の中でも変化していっている。


話は戻るが、

毎月1回、
編集のEさんと
吉本邸におじゃまして、ご本人から原稿をいただいていた。

月に1度のこの日が、とても楽しみだった。

吉本翁と明るい長女のお姉さまにお会いできるのと、
出来立てほやほやの手書きの原稿を、
最初に読むことができることと、
そして、その原稿にあわせてイメージを膨らませて、
Eさんと写真選びをすること。

文章が毎回、とても素晴らしいので、
その文章にあわせる写真を考える作業は、
緊張しつつも、とても濃い時間だった。

くしゃくしゃとした笑顔にお会いできなくなることがとても寂しい。



吉本さんと博美_150
2011/03/24(木) 23:27:56 | 写真 | Trackback(-) | Comment(-)
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