WINDVANE

日々思ったこと、感じたことをつれづれなるままに。
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想いが、カタチになって届く
今、時おり届く手紙に心が救われている。

想いが、カタチになって届く。

どの手紙にも、あたたかい想いがあふれていて、
それがひしひしと伝わってくる。

読みなおすたびに、鼻の奥がつんとして、涙がこみあげてくる。

そういえば、
太は、入院中、届いた手紙を大事にファイリングしていた。

「自分は、まだ生きていていいんだっておもう。」って言っていた。

自分が忘れられた存在ではなく、
離れていても自分のことを想ってくれる人がいる
、というのは、太にとって切実な想いがあったんだと、
いま、あらためて知ることになっている。

そして、私も人の想いに助けられている。

手紙、というものが
どれだけ、ひとの心を温めてくれて
生きる支えにもなりうるのかとおもう。

***

パートナーを亡くされた年長の方たちから、いただいた手紙に涙が止まらなくなった。


一人は写真学校時代の友人から。

「楽しいこと、悲しいことがあるたびに、
夫はいないのだと深い寂しさにおそわれました。
ケンカもしましたが、よく話しをする夫婦だったとおもいます。
でも、いつの頃からか、
あっ このこともあのことも向こうへ行ったら話してあげよう
と思えるようになりました。
ずいぶん時間はかかりましたけれど…。

月並みですが、時の経過は悲しみを少しずつ流してくれます。
幸い、貴女には自分の世界があります。
前を向いて、自分を大切に暮らしてください。
きっと応援してくれています。

がまんしないでたくさん泣いて、涙を流してください。
身体が軽くなって少し前へ進めると思います。」、と。


そして、写真学校時代のデッサンの先生から。

「何年たっても、いつものように、
戸を開けて、買い物の荷物を両手に持って、
ただいま、と帰ってくるように思われて、
一日も忘れたことはない。

今は心ゆくまで何も考えないで、心の底まで悲しんで、
だんなさんの太さんのことを思い出して、
しばらく静かな心を持っていてください。

明けない夜はない。雨が止まない嵐もない。
そして、年が明ける頃には、又、体の中から力が湧いて、何か作りたくなるでしょう。」、と。

***

パートナーを失ってしまった悲しみが、
どれほどのものなのか深く深く胸にしみる。

これは、体験した人でないと、わからない悲しみの深さだ。

「がまんしないでたくさん泣いて、涙を流してください。」
「今は心ゆくまで何も考えないで、心の底まで悲しんで、」
という同じ想いをした人たちから届いた言葉が胸に響く。

泣いていいんだ、って。我慢しなくていいんだ、って。
無理して笑わなくていいんだ、って。

私も、なにかで気を紛らわそうなんて気にはまったくならない。
いまは太のことを想う時間にしたい。
ただそれだけ想う。

デッサンの先生と電話で話したときに、
私が「時間がたって、太のことがだんだんうすれてしまうのがいやだ。」
、というと、
先生は、
「気持ちがうすれるんじゃなくて、
気持ちが落ち着いてくるんだよ。」、と言った。


わたしは、いろんな想いが
おもっては消え、おもっては消えていくように感じていたけれど、
ほんとうは、
心の深いところに、たまってきているのかもしれない。

そんなことをつらつら考えていたら、
なにか書いていこうという気持ちになってきた。

記憶がとおくなってしまわないうちに太のことを。

そして、いま自分がなにをおもっているのかを。

そして、いま目にはいってきたものを写真にとっていこう、と。

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