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WINDVANE

日々思ったこと、感じたことをつれづれなるままに。
木口木版
木口木版(こぐちもくはん)なるものは、西洋の古い本の装丁や挿絵に使われていた版画技法で、柘植などの硬い材を輪切りにした木口面に、ビュランという彫刻刀で彫版していくものだ。
昔のお金しかり、ギュスターブ・ドレ、ウィリアム・モリス、 エッシャーなど、実は誰でも今まで目にしたことがあるものだ。そんな木口木版を知ったのは、A子ちゃんに連れていってもらった宮崎敬介さんの展覧会でだったのだけれど、初めてその作品を実際に目にして、絵の内容はもちろんのことだけれど、気の遠くなるほどの細かい作業と、細かい彫りの技術に、ただただ感嘆するばかりだった。
今年のピンポイントギャラリーでの宮崎さんの作品は、去年の作品とはずいぶん雰囲気も変わり、グラフィカルというかモダンなかんじの要素も加わって、ほどよい軽さが作品にはいったような気がした。とてもおもしろかった。おもしろいといっても、じわりくるおもしろさ。

この職人技の版画をみているうちに、太にプレゼントしたいなあ、という気になってきた。まだ2次試験の結果はでていないのだけれど、本当にこの1年弱という期間、受験勉強をがんばってきたので。
私の好みは、どちらかというと今年の軽やかな作品の方なのだけれど、この踏ん張っている大樹が、太に重なったから「海辺」いうタイトルのついた去年の作品を選んだ。


木口木版02
2008/11/18(火) 23:00:03 | 展覧会 | Trackback(-) | Comment(-)
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